100歳の義父の最後の手紙

義父は私のただ1人の文通相手でした。至誠が逝ってから、毎月26日の月命日にはおとうさんに手紙を書きました。至誠のことを分かち合い、私の思いを素直に書けるのは、義父しかいませんでした。99歳で息子に先立たれることは、私とはまた違った辛さだったと思います。私の手紙に、義父は毎回、便箋3枚、4枚という手紙で返事をく…

12月1日ーー至誠と私の人生が始まった日

今朝起きたら、世界は真っ白に変わっていました。1年ぶりに染まった景色。昨夜から雪がしんしんと降り続き、一晩で20センチほど積もり、今年初めて雪はねをしました。…

日々の暮らしが人生を支える

夕方、とうとう東川に雪が降りました。例年より2週間遅れの初雪です。音もなく舞い降りてくる白を眺めながら、あの日から、一年たったのだな、と思っていました。初雪はう…