家に籠るーー花と手作りケーキとギターの曲

  1. Interior


朝から柔らかな甘い香りが部屋に満ちていました。昨日の花レッスンで活けた春の花が、水を吸って生き生きと香りを放っています。

小さな球根のスイセンも花開いていました。


休日の今日は、どこへも出かけないと決めました。花に溢れたリビングで過ごすことにしたのです。さらにそこにもう一つ、今度はシックな花束が届きました。花はいくらあっても嬉しいものです。


まずは休日のブランチ。特別な料理を作るわけではないけれど、器はいつもと違うものに。久しぶりにスポードのラヴィニアのプレートとティーカップを取り出しました。グリーンの縁取りが今の気分にぴったり。


ギターの曲をかけてゆっくりとブランチを。


午後はケーキを焼くことにしました。本当に久しぶりです。
最初のステイホームの頃は、スコーンやケーキを焼いていた記憶があります。気持ちにゆとりがないとできないことの1つ。


私が愛用しているのは、大原照子さんの「1つのボールでできるお菓子」という本。https://www.amazon.co.jp/1つのボウルでできるお菓子―型も1つで全部できます-大原-照子/dp/457920445X/ref=mp_s_a_1_1?dchild=1&keywords=一つのボウルでできるお菓子&qid=1613047273&sprefix=一つのボウル&sr=8-1


この中のカントリーチョコレートケーキが定番です。本当に材料を揃えてから15分でオーブンに出られる、とても簡単なケーキです。
焼き上がりはこんな風。


今日はイギリスの友人からもらった、大切なスージー・クーパーのティーセットを使うことにしました。ピンクのバラに合わせてケーキも少しドレスアップ!ゆっくりと紅茶を入れて、いただきます。


全く外に出ていないので多分歩数は100歩以内。?これではまずいので、夕方はフィットネスバイクをこぎながら、録画しておいたデザイン番組を見ました。


早めに、本を読みながらゆっくりお風呂に入って、夕食は玄米ご飯と生姜焼き。




1日の間に何回か家人ともFaceTimeでおしゃべり。担当医から、「退院」という言葉も聞けるようになって、ずいぶんと具体的になってきました。とは言えまだまだ、ハードルもあります。


今日も3食少しずつ食べ、シャワーも浴びたと言う家人。そして廊下を何往復もしたそうです。
日々の当たり前の生活がどんなに貴重なものかを思わずにはいられません。


どこへも出かけず、この空間を楽しみ、自分の気持ちを大切に過ごした1日。

こんな1日も必要な時間なのだと、改めて思います。

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