「喪失」は消えないーー新たな覚悟への一歩

  1. Family

2023年の最後の日が過ぎようとしています。そして私は東川で3度目の冬を迎えています。


この1年は、東川2M houseでの出会いが大きく広がった1年でもありました。場所があるからこそできることがあるのだと、改めて気づきました。


2月、東川ローズマリーサロン。
6月、旭川デザインウィークのオープンハウスと、テラスでの小山潤子さんによる上野ファームの花を使った花レッスン。
8月、旭川のイタリアンのシェフを呼んでの自宅レストラン。
9月、東川ジャズナイトとその後のアフターパーティー。
10月、札幌の実家の片付けのものを東川へ運んでの自宅フリマ。
11月、カード織の自宅ワークショップ。
12月、ドードレトミシーのおふたりの自宅コンサート。


その時々で、この家はさまざまな場となり、多い時は40人以上の方を受け入れてくれました。それはすべてが素晴らしく、得難い時間で、間違いなく私の人生の記憶に残ることばかりでした。


その一方で、至誠が逝ってから丸2年。10月26日の三回忌を終えて、悲しみが癒えたかと言えば、むしろ喪失感はいっそう深くなったような気がしています。突然、涙が溢れてくることが去年よりも多くなり、それはこの「喪失感」が決してなくなることはないのだと、わかったからかもしれません。


この2週間ほど、来年の4月、5年ぶりのミラノサローネに行くかどうか、ずっと考えていました。会社の仕事として行くのですが、それを決めるのは私自身。正直に言えば、海外に行きたい気持ちは全くなくて、できることなら東川にずっとこもっていたいというのが本音です。


それでも、来年はミラノサローネに行くと決め、すでにエアの手配を済ませました。そう決めた理由は3つあります。


1、来年のサローネに行かなければ、もう二度と海外に行けないのではないかと思ったこと。
2.インテリアの仕事を続けていくのであれば、コロナ後のサローネを見ておく必要があると思ったこと。
3.支えてくれる人たちの大きな力添えがあったこと。


立ち直ることなんてできないけれど、生きている以上、人は前に進まなければ。ミラノサローネに行くことは、私にとってとても大きなハードルだからこそ、越えなければいけないことのように思います。


至誠を失った喪失感がなくならないなら、私はこの喪失感を抱えて生きていくのだ、と決めました。


今年も多くの人に支えられ、励まされ、助けてもらって、幸せな時間を持ちました。本当にありがとうございました。私の友人、東川の方たち、SNSでつながっている多くの人たち、どんな形であれ、皆さんが私を支えてくださったことをこの瞬間も心に深く刻んでいます。


2023年という年が終わろうとしています。私なりの覚悟を持って、2024年に足を踏み出します。

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