ここは「暮らし方を経験する家」

  1. Lifestyle


至誠のおねえさん達の、東川2M houseでの滞在を話すと、多くの方が「疲れたでしょう?」と労ってくれるのですが、そんなことはありません。疲れたとしたら、それは車の運転!のせい。? 連日、旭山動物園、旭岳、美瑛、、、と続いたので。私の運転で大丈夫か?といつも緊張していたからです。?

6月の東川2M house。
花が咲き乱れる。


振り返ってみると、おねえさん達の滞在も、他のゲストの時と変わりありませんでした。


布団カバーは自分でかけてもらい、掃除も料理も一緒にしてもらい(時にはおまかせしてやってもらい?)、私は一人でいる時よりも楽なくらい。それは、どんなゲストの時でも同じです。


これから東川2M houseにいらっしゃる方の方のためにも、「ゲストにお願いしたいこと」を、書いておきますね。


まず、ゲストの方が到着したら、家を案内します。と言っても、それほど広いわけではありませんが、、、?場所だけでなく、掃除用具の場所、掃除の仕方、食洗機の使い方、物の置き場所なども伝えます。


例えば、バスルームはいつ使っても構わないけれど、使ったらすぐに掃除をして、シャワーブースのガラスと水栓金具の水滴は拭き取っておくこと。その時、自分のバスタオルを使い、タオル類は1日1回、まとめて洗濯機にかけること。

シャワーブースは使ったらすぐ拭き取る。
撮影/下村康典


掃除はダイソンのお掃除ロボットと、ハンディタイプを併用。外出する時は、カーテンと椅子を上げ、ダイソン君を走らせる。


トイレは各自が1日1回、掃除すること。

洗面台やトイレの手洗い器の水栓も、使用後は水滴をペーパータオルで拭き取ること。


ベッドリネンは自分でセットし、帰宅する日の朝には全てを外して、洗濯機に入れること。
食器はミーレの食洗機に入れる。鍋や五徳も入れて構わない。

ベッドリネンは各自で。
撮影/下村康典


無垢材のテーブルに跡がつかないよう、食事の時はテーブルクロスか、ランチョンマットを使う。マグカップやグラスは直接、テーブルに置かない。必ずお皿にのせる。(リーバの木の天板に跡がつくので。)


外のソファのクッションは、使う時に出し入れする。


料理はみんなで、片付けや掃除もみんなでする、そんなところでしょうか。ホストとしての私は、空間は用意するけれど、あとは自分でやってね、がいつものスタイル。

5人で料理してもゆとりのキッチン。
みんなで料理するのは楽しい。
撮影/下村康典


うちに来る方たちは、インテリア関係の方がほとんどなので、私よりむしろさまざまなものの扱いに慣れていて、床の汚れを取ってくれたり、換気扇の掃除をしてくれたり。庭の草むしりをしてくれたり。本当に助かります。


こうして私が無理をしないことが、ゲストを迎えるコツのように思います。


ここはみんなの家。ここでは「暮らし方」を経験してほしいのです。


使ったことのないオーブンや食洗機を実際に使ったり、お掃除ロボットの欠点と利点を知ったり、家事のシステムの作り方を体験したり。収納を参考にしたり。

5人で料理しても充分に使えるアイランドキッチンの工夫や、簡単で楽しいテーブルセッティングも。


これからもたくさんの方をこの家に迎えたいと思います。無理なく、我慢せず、お互いに快適に過ごせる形で。そしてここでの滞在や経験が、それぞれの方の糧になってくれたら、と願っています。

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