カーテンと並行してミーティングを重ねていたのは照明です。
最初にバケラッタから、モデュラーhttps://www.modularjapan.com/を使った基本的な照明の提案がありました。
それを見て真っ先に思ったのは、「明るすぎない?」ということ。
天井からのダウンライトが主になっています。
現在の私の暮らしは、天井にはほとんど照明がなく、キッチンの上のスポットライトとスタンドの置き照明で、夜を過ごしています。
そこで、森山さんと杉本さんに今の家の夜の状態を見てもらい、最初の提案から思い切って照明を減らすことにしました。
基本は天井の照明を極力抑え、置き照明を多用。
しかし、そうなると今度は「暗すぎない?」と心配になってきました。
打ち合わせに行くたびに、森山さん、杉本さんに、「明るすぎない?」「暗すぎない?」と繰り返す私。?
スポットの位置を変えたり、部分的に照明を足したり。
その結果、置き照明が結構な数に、、、。
デスクライトやフロアースタンド、種類はたくさんあるけれど、片っ端からサイトやカタログを見、記憶を総動員してみても、これ!というものがなかなか見つからない。
そんな時、照明ブランドに長くいらして、現在は独立して仕事をしていらっしゃる伊藤雅子さん(アドメイリオーラ)が、具体的にとても良いアドバイスをしてくださいました。
いちばんポイントになる、窓際の8mのカウンターに置く照明は、伊藤さんの提案してくれた、これ!
一眼見て気に入りました。
これを8mのカウンターに3つ置く。
廊下も兼ねたスペースは、天井のスポットが最小限なので、少し光が漏れる照明の方が良いのでは?と伊藤さん。
デザインも新しくて、でも懐かしい感じ!
ベッドで本を読む私にデスクライトは必須ですが、これも伊藤さんの提案で、VL38に。
眩しくなく、角度を変えられ、形も可愛い。
最初、真鍮であることがちょっと、、、と思いましたが(ゴールドや真鍮の色は全くないので)、無塗装なので自然に艶なしになりますよ、と伊藤さん。
これを各ベッドルームにひとつずつ。
リビングの照明は、森山さんの提案で、スタンドライトをその時々で移動させることにし(いたるところで本が読めるように?)、ノイズがなく、シュッとしていて、角度が変えられるこれに。
最後はバスルーム。
この位置にブラケットをと探したのですが、なかなかぴったりなものが見つからない。
そんな時、森山さんが「ちっちゃいグローボールが可愛いいんじゃない?」と提案してくれました。
それも、洗面とバスタブの上に、2個ずつ。?
杉本さんが早速、模型に落とし込んでくれて、みんなで確認。
うんうん。
いいね!
照明はいちばん想像しにくいし、「暗かったらどうしよう」という心配が常につきまといます。
建築家やコーディネーターが多めに照明を入れてしまう気持ちもよくわかります。
私自身、住み手であり、それなりの経験値があってもやはり不安でした。
しかし、住んでみて足りなかったら置き照明を足せば良いと割り切ったら、とても楽になりました。
それに、私にはキャンドル!という強い味方もあるしね。(キャンドルは、今も日々欠かせないのです)
コンセントも難しい問題です。
これも打ち合わせのたびに、「ここにもお願い」「ここ、あったっけ?」。
デバイスが多い現代では、コンセントは至る所に欲しい。
それに、コンセントは早い段階で決めなくてはいけないのもプレッシャー。
照明を選び終わってみると、デンマークとイタリアの照明が半々に。
家具同様、照明もミックススタイルになりました。
元旦の「マティスと共に」のブログhttps://yuka-shimoda.jp/wp/interior/1101/にも書いたのですが、圧倒的な自然が入り込んでくるこの家のインテリアはとてもシンプルです。
色もオークの白木と黒、白、グレー。
この中では、照明がとても大きな役割を果たします。
夜だけでなく、昼間も、照明がインテリアのポイント、と言ってもいいかもしれません。
すべての照明を置いて点灯した時のことを思い描くと、ワクワクが止まりません。?
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今までの経緯を知りたい方はこちら↓
【東川プロジェクト】もうひとつの家を持つという決断https://yuka-shimoda.jp/wp/lifestyle/254/
【東川プロジェクト】始動!https://yuka-shimoda.jp/wp/lifestyle/313/
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