誕生日と再入院

  1. Family

4月5日の私の誕生日に、多くの方からお祝いメッセージを頂戴し、本当にありがとうございました。

ひとつひとつのメッセージを拝見し思うのは、こんなにもたくさんの方と繋がっているのだということ。皆さんに、支えられ、励まされ、見守られているということに、改めて気づくのです。

誕生日のお祝いに頂いたブーケ。

友人から、東川にもモリーにも
ぴったりのプレゼントが届いた。


誕生日とは、自分が生を受けたそのことに感謝する日だと、何かで読んだことがあります。


今、ここにいる、ということの奇跡。


3年前から、5年日記をつけています。同じ日付のところに1年ごとの日々が並んでいきます。


2019年4月5日「喜びと悲しみに満ちた日だった」
多くの方からのお祝いと、ミラノサローネツアーのランチと、インテリアセミナーと、バースデーディナーと。そしてこの日、父が入院しました。


2020年4月5日「何のイベントもない1人のバースデイ」
特別な日にしようと決め、ハーブを植え、スコーンを焼き、特別な器でお茶の時間を持ちました。


2021年4月5日「至誠と一緒の誕生日だった」
誕生日らしいことは特別なくても、家人と一緒にいられることが一番のプレゼントでした。


3年という時間はなんて大きな変化をもたらすのでしょう。流れていく日々を丁寧に掬い取っているつもりでも、ふと振り返って見るとその大きな変化に戸惑いさえ覚えます。


すでに父は亡く、家人は闘病の中にあります。3年前には思いもしなかった。


そして、今日。

家人は虎の門病院に再入院しました。


数日前からお腹の調子が悪いと、食欲もなく、少し動くと息が乱れる状態に。


今日は予定されていた外来受診でした。血液検査の結果、腎臓の数値が悪く、脱水症状と食事摂取不良ということで、担当医に検査も兼ねての短期入院を強く勧められました。


家人はエッ!と驚き、がっかりしていましたが、機を逸すると入院が長くなると聞き、そのまま入院することに。


直後のCT検査では肺の異常はないとのこと。少しだけホッとしました。


2週間の予定ですが、「短期決戦でいきましょう」という医師の言葉に勇気づけられています。


まだまだ、GVHDの影響もある臍帯血移植から102日目の再入院。
今はただ、誕生日に一緒にいてくれてありがとう、という気持ちでいっぱいです。


誕生日の朝食はフレンチトーストにした。

3年前の誕生日は満開の桜だったが、
今年は早くもモッコウバラが満開に。

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