暮らしの術【9】ベランダを小さなアウトドアリビングにする5つのポイント

  1. Interior

土砂降りの雨の翌日の、気持ちの良い快晴の朝。こんな日はとにかく1分でも早くベランダに出たくなります。うちの東向きのベランダは、午前中、陽が燦々とと降り注ぎます。

今のような状況になってみると、小さな外スペースはかけがえのない空間です。ベランダがあるから外に出かけなくても、閉塞感を軽減できているのだと思います。

そしてまた、ゆったりとした朝食の時間を持てるようになったことは、とても大きな贈り物だと感じます。

ベランダ朝食が晴れた日の楽しみに。

自宅のベランダは長さは10メートルありますが、奥行きは1.2メートルしかありません。
ですから置いている家具は折りたたみの椅子とテーブルだけ。それでも十分に気持ちの良いスペースになっているのは、緑がたくさんあるからだと思います。グリーンは全部鉢植えです。

マンションのベランダは共用部分にあたり、定期的にメンテナンスがあります。その時には全て撤去しなくてはなりません。8年前にリノベーションしてから、一度、大掛かりなメインテナンスがあり、その時は半年ほどグリーンを知り合いの植栽屋さんに預かってもらいました。

たくさんのグリーンは大変でも、少しのグリーンなら可能では?

これからがいちばん気持ちの良い季節。皆さんの小さなベランダや、庭をアウトドアリビングにするポイント5つをまとめてみました。
参考になさってくださいね。

1、テーブルと椅子を置く。

家具がなければ過ごす場所になりません。小さなスペースの場合、折りたたみの家具がおすすめ。雨が降った時や邪魔な時は片付けられるので便利です。


今すぐ!実行したいけれど、屋外用の家具がないというときは室内の家具を持ち出してみましょう。ダイニングの椅子、そしてスツールをテーブルがわりに。スツールの上にはトレイをのせて。まずは、外の気持ちよさを味わってみてください。

折り畳めるテーブルと椅子があると便利。


まずはここから。室内の家具を外に持ち出して。

2、グリーンを置く。

できれば大きなグリーンを置きたいところですが、小さくても効果抜群。花もいいですね。小さなものをちまちま置くより、少しまとまったボリュームのものを。床ではなく、座った時の目線の高さに持ってくるのがコツ。ベランダの手すりに掛けたり、台の上に載せたり。

ハーブを集めたアイアンの棚。


3、料理に使えるハーブを。


眺めるだけより、使える鉢植えのほうが愛着がわきます。サラダやハーブティーにできるハーブからスタートしては?  ローズマリー、ミント、レモンバーム、イタリアンパセリ、パクチー、バジルなどが手軽で楽しめます。

パセリとイタリアンパセリはサラダやスープ、パスタに。
ローズマリーはトーストや肉、魚のソテーに。
レモンバームはハーブティーやサラダに。
ミントはハーブティーやサラダに。
バジルはサラダ、トマトソース、ジェノベーゼに。


4、クッション、テーブルクロス、花をプラス。


室内と同様に、ひと手間加えるとグッと快適に。ちょっと肌寒い時は膝掛けもあるといいですよ。

テーブルクロスで、グッと雰囲気がアップ!


5、日除けの工夫を。


今頃は日差しいっぱいでも気持ち良いけれど、もう少し経つと、日陰の方が快適に。日除けがあるといいですね。パラソルは場所を取るので、小さなアウトドアスペースには不向き。簡単な日除けは布一枚で。紐を張って、テーブルクロスやシーツを洗濯バサミで留めるだけ。取り外しも簡単です。

テーブルクロスを洗濯バサミで留めて日除けに。


小さなアウトドアリビングがあれば、部屋がひとつ増えたようなもの。この機会に、ベランダを活用しましょう。


最後に、私の好きなローズマリートーストを。朝食にもドリンクのおつまみにも最適です。


食パンやフォカッチャなどに、柔らかいローズマリーの先の方をちぎってのせ、塩を少しと、オリーブオイルをたらりとかけて。オーブンでこんがり焼けば出来上がり!

食パンでも美味しくできる。

小さなアウトドアリビングが、皆さんの暮らしを少し幸せにしてくれますように。

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