義父の100歳のお祝いーー心にとどめる時間

  1. Family

5月。10日間いなかっただけで、東川2M houseの庭は一気に緑に。桜が散るのは見ましたが、梨の花もサクランボの花も、帰ってきたらすっかり盛りを過ぎていて、見逃してしまいました。?


東京にいる間に、岐阜の至誠の実家に行ってきました。5月25日で100歳を迎える、義父・小石芳美さんのお祝いに参加するためです。1週間ほど早い19日、岐阜県関市の市長がお祝いに来てくださるとのことで、午後、義姉2人と義父がいる施設に向かいました。


暑過ぎず、ほどよい晴れの日。施設の中庭にはセレモニー用のしつらえが用意されていました。
芝生の中央の木に、お父さんが描いた絵と書の額をかけてくれていました。100歳とは思えない、水茎美しい文字。

絵も書もお父さんによるもの。


セレモニーのスケジュールを知らされていなかったお父さんは、急だから無理だと思っていた、と私がいることにびっくりして、喜んでくれました。


関市長の尾関健治さんが関市からのお祝いを持ってきてくださいました。「ご長寿の秘訣は何ですか?」と、椅子に座っているお父さんの目線に合わせて、お話ししてくださいました。


すぐに帰られると思っていたのに、時間をとって向き合ってお話ししてくださり、ありがたいなあと。

関市の尾関市長と。


この日のために、お父さんは市長に渡す色紙を用意していました。自分で一枚ずつ、包装もして。
後で、尾関市長のこの日のブログhttps://oze-ken2.hateblo.jp/entry/2022/05/19/213105(毎日、ブログを更新していらっしゃいます)を見つけて拝見したら、父の作品を載せてくださっていました。


最後に、家族も一緒に記念撮影。お父さんにとっても、家族にとっても、心に残る日になりました。

至誠も一緒に。お父さん、2人のお姉さんと。


至誠が逝ってから岐阜の実家と親しく行き来するようになって、私には新しい家族ができたのだな、と思います。そのことを心からありがたいと思っています。


義父の紀寿(百寿)の祝い。コロナで家族全員が参加できなかったのは残念ですが、それでもお父さんに会うことができて良かった。そしてこの日を丁寧に、心を込めて用意してくださった施設の皆様に、感謝の思いでいっぱいでした。


東川はもう初夏の趣です。スズランもイチゴの花も咲き始めました。

庭先にスズランを発見!うれしい。
6月にはイチゴの収穫ができそう。


今日はテラスにデドンのオービットを出して、心ゆくまで外でのお茶を楽しんでいます。
ひとつひとつの瞬間を流さずに心に留めて、日々を過ごしたいと思います。

いつもは室内にあるこの家具を外に出して、
ゆっくりとお茶タイム。

田植えの終わった緑一面の景色を眺めながら。

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