先週の金曜日、いつもと同じようにベランダで、家人とFaceTime朝食をしました。
11月と思えない快晴の日。
本当に美しい朝でした。
そしてこれが、最後のべランド朝食でした。
マンションのベランダの補修工事をすることになり、ベランダのグリーンを撤去しなければならなくなったのです。
グリーンだけでなくラティスや保湿タイルなどもあります。再開できる見込みも立たず、また、東川プロジェクトのこともあって、東京と東川での今後の暮らし方の予定も今のところわかりません。
さまざまなことを考えて、これも1つのタイミング、と思い、ベランダのすべてのものを撤去し処分することにしました。
朝9時から12時過ぎまで3時間で、すべてのものが運び出されました。
8年前リノベーションしたときに、グリーンを調えてもらったのは、モダンリビングでレンタルグリーンのLOVE GREENをご一緒している日植ガーデンでした。今回もお願いし、2トントラック1台4人体制で一気に片付けていただきました。
運び出されるグリーンに一つ一つありがとうね、ご苦労様と声をかけました。
特にステイホームでひとり、家にいた時、このベランダは本当に私のオアシスでした。この小さな庭があったからこそ、耐えられた時間も少なくありません。
日植ガーデンの皆さんは、吉良さんを始め撮影でも何度もご一緒していただいています。私がグリーンをとても大切にしていたこともわかってくださって、「使えるものは使わせていただきますね。グリーンは農場で余生を送らせますね」とおっしゃってくださいました。
まだ使えるハーブたちは、アイアンの棚を部屋の中に移して窓辺に置くことにしました。いきなり全部なくなってしまうのは寂しすぎます。これならキッチンの横なので、すぐに詰んで使うことができます。
全てが運び出され、何もなくなったベランダは、想像以上に寂しく、空っぽの庭でした。
さようなら、東京の小さな庭。
これからは東川で、土の庭を作っていこうと思います。
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