1週間前には予想できなかったことが、日々起こっていきます。
ロンドン郊外に暮らすイギリス人の友人夫妻も、食料を買いに行く以外は、ずっと家にいるとメッセージをくれました。
NYもミラノもパリも外出禁止。
右肩上がりの感染者と犠牲者のグラフに、絶望的な気持ちになることもあります。
そんな中、キャンドルの灯のように、温かい気持ちなったのは、アムステルダムでは食料品店だけでなく、花屋も開いているというSNSの投稿でした。
花屋をクローズしないオランダ!
花がいかに暮らしの一部になっているかを感じます。
それでも、世界一大きいアールスメアの花市場(ヴァンテーヌという女性誌を担当していた頃、取材に行ったことがあります)では、毎日、大量の花が廃棄されているそうです。
東京も都市封鎖という言葉が聞こえ始めました。
「先が見えない」ということには、漠然とした不安が常に付き纏います。
このもやもやとした気持ちとどう向き合ったらいいのか?
ひとつだけ言えることは、「今」に集中するということです。
過去を振り返らない。未来を憂えない。
先のことを心配しても、問題は解決しません。
具体的にできることをひとつひとつこなしていくこと。
結局は、それが不安と向き合う最善の方法のように思います。
では、具体的な知恵とは、、、?
私自身は、こんな小さな心がけをしています。
【免疫力を高める】
1.手洗いセット
どんなに気をつけても、気をつけすぎるということはありません。
新型コロナに対する備えはもちろんですが、家人が無菌室に入院しているので、私自身、少しでも熱が出たりしたら、(今でも限定的ですが)一切面会できくなります。そういう意味でも、かなり慎重にしています。
外に出る時は、いつでもきちんと手洗いできるよう、小さな石鹸とペーパータオルをジップロックに入れて持ち歩いています。
これが思った以上に便利!
2.朝の蜂蜜
朝は、免疫力を高めるというハーブの蜂蜜、マヌカハニーを1匙。
熱を加えない方がよいそうなので、飲み物に入れたりせず、直接、口に。
普通の蜂蜜も常備して、砂糖の代わりに使っています。
3.新しいことに取り組む
仕事をしてきた経験上、気が抜けると免疫力が低下する(年末など長距休暇に風邪をひいてダウンするのはその典型)のがわかっているので、アクティブな気持ちを持ち続けるためにも、新しいことに取り組むようにしています。
比較的時間があるので、苦手意識のあるデジタルのアプリを試したり、調べたり。
4/1に予定しているセミナーのライブ配信も新しい試みです。
http://modernliving.jp/shimoda/kizuki_20200317
語学を少しでも磨くために、また海外の視点を知るために、デジタルで英字新聞を読むのも日課にしています。https://www.japantimes.co.jp/
【きちんと食べて、しっかり寝る】
1.寝る前には本を読む
精神と身体は繋がっています。
疲れていたり、寝不足だったりでは、決して明るい気持ちにはなれません。
生活のリズムを崩さないようにし、スマホはできるだけ早めに終了。
寝る前には本を読んで気持ちをクールダウンさせます。
2.自分で作って、ゆっくり食べる
三食の食事は、簡単なものでも丁寧に自分で作り、できるだけ美しく盛り、ゆっくりと食べるようにしています。
ひとりでいると、早食いになってしまいがちなので、これは意識的に。
料理ができる、ってとても重要なことです。
トマト缶とタマネギとニンジンなどの残った野菜、スープストックがあれば、美味しいスープができます。
ひとりなので、野菜は数種類ずつ買い、使い切ってから次を買うように。
できあいのものはできるだけ避けて、シンプルで体に良いと思えるものを食べるようにしています。
【部屋を調える】
1.まずは掃除!
家にいる時間が長い今だからこそ、インテリアにもっと目を向けたいと思います。
と言っても、新しいものを取り入れるのではなく、今あるものを最大限に活かすことを考える。
心地よい場所であれば、外出自粛が続いても耐えやすくなります。
前から気になっていたところを片付ける。
棚を拭いて物を置き直す。
引き出しの中を片付ける。
気分が鬱々していても、体を動かして掃除をすると、今に集中できます。
終わったときには部屋も気持ちもすっきり!
2.壁の絵を掛け替えてみる。
気づくとずっーと同じになっていませんか?
壁の額は窓のようなもの。
見える景色に大きく作用します。
何か一つ変えることで、次々に変えたいこと、手を加えたい場所が見つかるはず。
何かひとつ、動かすことが大切。
ほんの少し、椅子の位置を変えるだけでも、部屋の雰囲気は変わります。
3.クッションを変える
春の光になってきました。
クッションやカバー、テーブルクロスなどの布物を、軽やかなものに変えてみましょう。
タイミングは、いつもより少し早いかもしれないけれど、面積が大きいファブリックの効果は大。
最も簡単で効果的な方法です。
暮らしは具体的で、クリエイティブなものです。
不安な時こそ、手を動かし、体を動かす。
自分自身に今、言い聞かせていることです。