以前から病院にお願いしていたのですが、昨日、至誠の姉が上京し、やっと至誠と面会することができました。
せっかくお姉さんが来てくれたのに、至誠はやはり「眠り王子」。でも私たちの言葉はきっと聞こえていたと思います。
お姉さんに、夜は家に泊まってもらいました。久しぶりに自分以外の人のために夕食を作り、至誠の子供の頃の話を聞きました。
泣き虫で、すぐにビービー泣いていたこと。
小さい頃は病弱ですぐにお腹を壊したり熱を出したりしたこと。
しょっちゅう鼻血を出し、至誠のシーツや枕カバーは鼻血が転々としていたこと。
3日とあけず犬を拾ってきて、母に返してきなさい、と言われて泣き泣き河原に返しに行ったこと。
保育園に行っても4日くらいで「つまんない」と言ってやめてしまったこと。
それまでは中の下だったのに、小4くらいから急に成績が良くなり、大学に行くことになったこと。
大学の入試の時、鼻血が止まらず、別室で試験を受けて落っこちたこと。
本人からは聞いていなかった側面ばかりでした。
猫はずっと飼っていたけれど、犬を飼ったことはなかったと聞き、「東川に落ち着いたら、保護犬でも買いたいね」と至誠が言っていたのを思い出しました。
至誠自身が語っていた子供の頃は、
いつも川で遊んでいたこと。
畑のスイカを盗んで食べたらそれは自分の家の畑だったこと。
といったたわいのないことばかりでしたが、お姉さんの話を聞いて、小さかった至誠の幸せな子供時代が浮かび上がってきました。
急速に目まぐるしく変わっていく日本ですが、至誠の故郷の田舎はあまり大きく変わっていません。そのせいでしょうか。あの田舎の景色のそこかしこに、至誠の子供の頃の姿が見えるのです。
昨日は雨の1日でした。今日は青空が見えるでしょうか。
Day2
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