【東川プロジェクト】家のプランの更新プロセス

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東川プロジェクト【4】実寸の体感でディテールを詰める。

基本設計がだいたい決まったところで、東京に戻ってから一度、打ち合わせの機会を待ちました。

それまでに、家人とも図面(下)を眺めていろいろシュミレーションしました。

その中で、ちょっと気になっていたのは、リビング部分のストーブとの距離感です。

このリビングエリア、あと50㎝広く取れないか?

キッチンを少し上げられないかな?

オービットがセカンドリビング的役割で場所を取っているのですが、先端のリビングは一番長くいる場所になると思うので、できるだけゆったりさせたかったのです。

森山さんに相談すると、「もうすぐ模型ができるから、それを見ながら考えよう」。

12月16日の夜、バケラッタに行くと、杉本さんが作った詳細な模型が待っていてくれました。

じゃーん!

模型で見ると、俄然、リアリティが湧きます。

ここで真っ先に気づいたのは、収納のスペースの変化。

玄関につながる収納と、キッチンのパントリーが1つになり、よりシンプルに。

収納スペースに出入りするドアの位置も変わり、キッチンの自由度も増しています。

この家では、キッチンの位置が全体のプランの中心になっているので、サイズや位置を細かく検討していきました。

それと共に、リビングのスペースのストーブとの距離も検討。

キッチンのシンクの大きさ、テーブルとの距離などは、実際にバケラッタの大きなテーブルにテープを貼り、実寸で確認します。

シンクの位置をテープを貼って実寸で確認。

リビングのスペースの、ストーブとパーソナルチェアの距離も、床を実際に測って体感。

敷地に紐を貼っていた時同様、実にアナログですが、この方法、実によくわかる!

バケラッタの秘密を見た!

という感じ。(^◇^;)

キッチンの位置、ワークスペースの広さなども、数㎝単位で決めていきます。

そしてこの打ち合わせの結果、できた図面がこれ。

スペースの中心に置いていたキッチンは、壁際との距離が130㎝では広すぎるので、20㎝壁際に寄せて、間を110㎝に。

リビングスペースは、テラスを50㎝削ることと、キッチンの位置を少し上に上げることで広くしています。

うっ!また家が広くなってしまった、、、(^◇^;)

12月25日に、森山さんと杉本さんが工務店との打ち合わせのために、東川に行ってくれました。

この時は私は同行せず。

すると、森山さん、杉本さんからこんな写真が送られてきました。

まさにクリスマス当日。

ホワイト・クリスマス!

「寒いけど、気持ちいいよー」と森山さん。

「敷地は真っ白でした!」と杉本さん。

工務店との技術的な打ち合わせののち、届いた今現在の最新図面がこれ。

ここでまたまた変化が。

ゲストルームの収納の位置が変わり、すっきりと収まっています。

玄関から収納スペースはタイルで、一直線に。

それと共に、玄関のスペースも拡大。

キッチンの壁際のワークスペースも反対側の収納を減らして広くなりました。

さらに、2250㎜のアウトドア家具をスムーズに出し入れできるよう、テラスが250㎝から320㎝に!!!

こうして図面を追ってみると、少しずつブラッシュアップされ、密度が高くなっていくのがわかります。

この図面で、工務店に大まかな見積もりを出してもらいます、とのこと。

さて、いくらの見積もりが出てくるのか?

少しずつ「拡大する家」にドキドキです!!!!(^◇^;)

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