暮らしの術【4】流れていく時間をとどめるために

  1. Interior

新型コロナウィルスによるヨーロッパやアメリカの状況は、日に日に厳しさを増し、ニュースに接するたびに知人や友人の顔を思い浮かべずにはいられません。

日本も決して対岸の火事とは言えず、不安な思いは誰もが抱いていることでしょう。

そんな中で今できることは、一日一瞬をしっかりと受け止めて、安易に流してしまわないことだと思います。

今、あたりまえにあるものが、明日あたりまえにあるとは限らない。

それは新型コロナのことがなかったとしても当然のことなのですが、今は特にそう思わざる得ない状況です。

どうすれば、時間に流されず、自らの手の中に時をとどめて意識的に過ごすことができるのか。

皆さんの役に立つかどうかはわかりませんが、私がやっていることを書いてみたいと思います。

1.日記をつける

一昨年の末にたまたま5年日記を貰いました。そこで昨年から、ほぼ毎日、日記をつけています。1ページが五段に分かれていて、毎年同じ日を同じページに書く形式です。2年目に入り、昨年のこの日、何をしていたかが目に入ります。

昨年の今頃は毎週、札幌の父の元へ通っていました。日記にはその日の父の様子、父に作ってあげた料理、父の言った言葉が書いてあります。

人の記憶はなんとうつろいやすく、おぼろなものか。

日記をつけることで、流されていく記憶を少しだけでも止めることができるような気がしています。

ほぼ日の5年日記。
手作りの紙のカバーをかけて使っている。


2.キャンドルを灯す

帰宅したら照明をつけるのと一緒にキャンドルを灯します。照明は無意識につけますが、キャンドルはそうではありません。

「失われていく時間が見える」キャンドルは、一瞬、心を立ち止まらせてくれるのです。そして、揺れる炎は気持ちを穏やかにし、寂しさを和らげてくれる効果もあるようです。

いろいろなガラスにティーキャンドルを入れて。

3.花を触る

「花を最後まで楽しむ」のブログにも書きましたが、

http://yuka-shimoda.jp/interior/445/

帰宅したら、ほぼ毎日、花に触れます。茎を切り、水を換え、新しい器に生け替える。それもまた、時間をとどめる方法になっています。

少しずつ切って短くなったマーガレット。

4.少しだけ美しく盛る

簡単なひとりの食事であっても、その時できる範囲で、美しく盛ることを心がけています。食べることは一瞬ですが、空腹を満たすためだけではなく、心を満たすことが大切なのだと思います。

簡単な朝食にもきれいなリネンとミントのひと枝を。

5.テレビを消す

何気につけてしまうテレビ。実はこれがいちばん時間を流してしまうことかもしれません。テレビを消すだけで、時間はゆっくりと流れ始めます。

テレビの代わりに音楽を。私はどの部屋にも連れて行ける小さなスピーカーと、ことのほか仲良くなりました。

バング&オルフセンの小さなスピーカーとスマホで、
空間がとても豊かになる。

自分なりの流れていく時間をとどめる方法を、あなたも探してみてください。

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