心動かされてーー東川2M houseの1日

  1. Lifestyle

クリスマスイブに東川に来てから、年末年始を挟んで2週間が経ちました。


昨年の3月に竣工しましたが、ほとんど来ることができず、二拠点生活を始めたのは11月からです。ここでは、時間がゆっくりと、けれど1日はとても早く経っていきます。


例えば、今日はこんな1日でした。


この季節、日の出は7時。この時刻に目を覚まし、まだ明けきらない空を眺めます。今朝は曇っていたので日の出は見えませんでしたが、雪原がゆっくりと明るくなっていきます。

かすかに太陽が見える朝。


室温は21℃。それでも少し肌寒く感じたので、薪ストーブに火をつけ、コーヒーを入れて、果物とヨーグルトの簡単な朝食。

ストーブをつけるのも手早くできるようになった。


外出する時には、カーテンと椅子を上げ、ダイソンのお掃除ロボットを起動させることにしています。


昨夜は雪が降り、車庫の前には10センチほど積もっていました。こちらの雪は軽いのでささっと雪はねをし、車を出します。


東川では車は必需品です。最寄りのお店までは4キロ離れています。ここに住むと決めた時、土地を探す前にまず免許と、4年前に免許を取りました。今は滞在中、レンタカーです。


皆さん、雪道の運転を心配してくださるのですが、今のところ、空港と東川町近辺だけなので、なんとか凌いでいます。
というか、夏道もほとんど運転していないので、比較できないというのが本当のところ。。。?


今朝は東川に来るようになって初めて、整体に行きました。背中に少し触れただけで、とても疲れていますね、と一言。


体がほぐれた心地よさを感じながら、東川町の図書館、せんとぴゅあに寄り、小一時間、名作椅子に腰かけて本を読みました。この図書館も東川の大きな魅力の一つです。

織田コレクションの常設展示のコーナーもある
東川町の図書館。
朝9時から夜9時まで開館していて、飲食もできる。

読みかけた本を借りて外に出ると、ちょうどお昼時。馴染みのちば食堂へ行って、丁寧に作られた和食をいただき、道の駅道草館で甘いものを少しだけ購入。外は雪が舞い始めていました。東川2M houseに戻り、午後はゆっくり本を読むことにしました。

小鉢もたくさんの銀鱈定食。


ゴロゴロソファでコーヒーと豆大福を傍に読書。その合間に目を上げると、いつの間にかすっかり晴れ上がった空。雪がキラキラと光っています。

読書のお供に甘いもの。
このテーブルはバリ島のアマンキラで購入したもの。
輝く雪はいつ見ても心動かされる。


あっという間に時間が経ち、気づいたときには、4時過ぎの日没時間を過ぎていました。太陽は沈んでいますが、空の縁がオレンジ色に染まっています。


この時間になると、キャンドルを灯すことにしています。窓際に椅子を運んで、ミルクティーを飲みながら音楽をかけ、ずっとそのオレンジ色の帯を眺めました。

この季節、窓辺のエゾヤマザクラ越しに日が沈む。


簡単な夕食を作ってゆっくり頂きます。


明日の夜、食事のお招きをいただいているので、その時持っていくために、アップルタルトを焼いてみることにしました。ミーレのオーブンがありますが、まだ使い慣れておらず、練習中といったところ。今日は初めてオート機能を試しました。


レシピ通りに作って、オートを押し、メニューを選びます。予熱完了のサインが出たら、材料を入れ蓋を閉めるだけ。後は完全にお任せです。


お風呂にお湯をためてゆっくりと入り、出てきたときには部屋中にリンゴの甘い香りが漂っていました。

ミーレにお任せで、こんがり焼けたアップルタルト。


外のシンボルツリーを照らす照明は、22時になると自動的に消えるように設定してあります。夜は早めにベットに入り、本を読みながら休みます。寝る前に日記をつけるのがいつもの習慣です。


とてもシンプルな1日。

でもシンプルだからたくさんの感動がある1日。


この心動かされる時間を、多くの人と分かち合いたいーー至誠もそれを望んでいると思うのです。

窓ガラスに映るキャンドルの灯りと、
空のオレンジ色。