「いつもと同じこと」をする意味ーー新年会のないお正月

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20年近く、同じメンバーで新年会をしてきた。3家族6人の新年会は定番とも言えるもので、同じ顔ぶれ、同じおせち料理、同じような笑い。毎年、今年も集まれて良かったねとは言っていたけれど、、、失ってみて、改めてその価値を知った。


子供の頃は、決まりきったお正月の行事が好きではなかった。けれども大人になってわかったのは、同じことを同じように繰り返すのは人生の知恵だということだった。


今年、私は2度目の1人の元旦を迎えた。去年のお正月も、家人は入院中だった。


私は毎年家人と過ごしていたように散歩をし、パークハイアットのデリカテッセンに行った。元旦にはほとんどのカフェが休みだけれど、ここはいつものようにあいているから、元旦の散歩はここに寄るのが定番だった。こんな小さな事でも、例年と同じことができるというのは心安らかだ。何一つ、いつもと同じようにできない今は特に。

パークハイアットのデリカテッセンで。


今日も病院に行ったが、家人とはガラス越しにほんの少し顔を合わせて、話をしただけ。


家人は昨日から発熱し、体調がダウン。面会の時は歩いてきたけれど、夜になるとまた発熱し、ベットから出られず、入院して初めて、1度も私とFaceTimeができなかった。


病院に行った帰り道、神社でお参りをした。初詣というよりもお参り。ただただ、健やかでありますように、と。

ビルの中の神社。都会の風景。


いつものように、当たり前に、「定番」をくり返したいと心から思う。


それが穏やかな日常ということなのだから。

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