東川2M house での、今年初めてのアウトドアランチ。外気温10℃と出ていますが、実際には16 ℃はあるのではないでしょうか。風も柔らかく、ポカポカと暖かい午後です。今年初めて、アウトドア家具にクッションをセットし、外でランチをしました。
今日は十勝連峰がとてもきれいです。私がハート山と呼んでいる(人によっては白鳥の形とも言うみたいです)オプタテシテ山がひときわくっきりと見えます。雪山だからでしょうか。夏よりもより大きく感じられるのです。
土台を少し高くしているテラスからなだらかに見下ろす田んぼは、ずいぶん雪どけが進みました。畦道も見え始めています。庭では、今日初めて蕗のとうを見つけました。
3月26日は、至誠の月命日でした。もう5ヶ月。まだ5ヶ月。
いつものように朝、キャンドルを灯して、至誠とたくさんたくさん話をしました。この時だけはどんなに泣いてもいい、どんなに思い出してもいい。そう決めています。
この月命日の朝があって、私はまた次のひと月を過ごしていくことができるーー。
旭川の施設にいる、93歳になる大叔母の面会に行きました。コロナで面会が禁止になっていましたが、やっと15分間だけ、解禁になったのです。
母方の祖母の弟の連れ合いですが、祖母と親しく、母もしょっちゅう会いに行っていました。大叔母は自分でしっかりと歩くことができ、話もはっきりとしていてもちろん私のことも認識してくれています。
直接、大叔母に会って、初めて至誠のことを伝えました。これからは東川に帰るたびに、会いに行こうと思います。
親族に会うのは、友人たちに会うことよりも、私にとってはるかにハードルが高いことでした。至誠のことを話すのは、まだまだ辛いから。
こうやって少しずつ、少しずつ、前に進んでいく。
鳥の声が聞こえます。こぶしの蕾もずいぶん大きくなりました。まもなく花が咲くでしょう。
幸せな瞬間ってこういうことなんだな、と思います。
これも至誠がくれた、私の幸せのひとつなのだな、と。
風も光も、この瞬間も、二度と同じではありません。これから何度もテラスで過ごす時間があっても、今日のこの瞬間は特別なもの。
今、至誠と一緒に、幸せの瞬間を味わっています。